6月7日(木)午後、衆院議員会館の国際会議室で「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」の第一次提出集会を開きました。
会場には、全国から寄せられた署名用紙を収めたダンボール箱約260個が山積みになり、当日に各地、各団体が持ち込んだ署名用紙の束も加わりました。参加した市民で会場は満杯になり、マスコミも全国紙や地方紙、テレビ各社などがひしめき、同日中にネットで配信、また一部は翌日の朝刊にも載せました。
提出集会では、市民アクションの高田健共同代表が、「この署名は、全国津々浦々の市民が寒風の中でも一人ひとりに語りかけ、一軒一軒を訪ねて集めたもの。ウソにまみれた安倍首相は『9条改憲のために』と権力にしがみついており、私たちはあくまで3000万人の目標達成のために署名活動を続ける」と開会挨拶。
続いて、改憲問題対策法律家6団体連絡会の大江京子事務局長、宗教者九条の和の金性済代表世話人、全日本視覚障害者協議会の田中章治代表理事、安全保障関連法に反対する学者の会の廣渡清吾教授、オール埼玉総行動実行委員会の秋山あつ子副実行委員長が、署名に取り組んできた理由や具体的な活動をそれぞれ紹介。
これを受けて、立憲民主党の枝野幸男代表、日本共産党の志位和夫委員長、無所属の会の岡田克也代表、自由党の小沢一郎代表、社会民主党の照屋寛徳国会対策委員長、沖縄の風の糸数慶子代表が、1350万人を超えた署名の取組みへの敬意と、市民と野党の共闘で9条改憲を許さない決意を表明。出席した各党・会派の24人の国会議員とともに正面に集合し、市民たちから請願署名の束を受け取りました。
最後に、九条の会の小森陽一事務局長が、「9条改憲阻止は九条の会の存在理由であり、市民アクション実行委員会に参加して、全国で懸命に署名を集めている」と報告し、市民アクションの福山真劫共同代表が「あくまで3000万人の書名達成をめざそう」と呼びかけて閉会となりました。
この日に会場に積み上げられ、議員たちに手渡され、国会の請願課に直接あるいは集会後に運び込まれたのは、5・3憲法集会までに集計された「1350万人分」の一部です。5・3以降の1か月間にも各地で署名が増え続けており、すでに1500万人を超えたと推測されますが、「現物」の署名用紙の集約と正確な数字の集計には時間がかかり、今通常国会の閉会後に集計でき次第、報告します。
なお、今通常国会に提出できなかった分は、秋に予想される臨時国会で提出することになります。全国のみなさんには、今後も署名活動を継続し、署名用紙を逐次、市民アクションの事務局や所属団体に送付されるようお願いします。